平野珈琲
長野市の善光寺周辺は、歴史の趣と新しい文化が融合する魅力的なエリアです。そんな街の一角に、私が心から愛し、オープン当初から通い続けている特別な場所があります。それが、古民家を改装したカフェ「平野珈琲」です。
今回は、このカフェで季節限定の極上スイーツが登場したと聞き、早速訪れてきました。木の温もりと芳醇な珈琲の香り、そして心に響くジャズの音色に包まれる、その魅力のすべてを余すところなくお伝えします。
都会の喧騒を忘れさせる、緑に囲まれた静かな佇まい
善光寺の賑わいから少し歩くと見えてくる、趣のある木の看板。緑豊かな植栽に囲まれた「平野珈琲」の入り口は、まるで物語の世界への入り口のようです。
初めて訪れる方は少し見つけにくいかもしれませんが、それもまた隠れ家らしくて心をくすぐられます。古民家ならではの落ち着いた雰囲気が、扉を開ける前から期待感を高めてくれます。
時が止まったかのような、温もりとこだわりの空間
お店は1階で注文を済ませてから、2階のカフェスペースへ上がるスタイル。この2階へ続く階段が少し急なので、足元には気をつけてくださいね。
階段を上ると、そこには店主・平野さんのこだわりが詰まった、息をのむほど素敵な空間が広がっています。アンティークの机や椅子、それらすべてが完璧に調和し、どこか懐かしく、そして心から落ち着ける雰囲気を作り出しています。
このカフェのもう一つの主役が、部屋の奥に鎮座する巨大なヴィンテージスピーカーです。
このスピーカーから流れるのは、軽快で心地よいジャズの音色。深みのある柔らかな音が空間全体を優しく包み込み、珈琲を待つ時間さえも豊かで贅沢なひとときへと変えてくれます。私がこのカフェに通い続けるのは、美味しい珈琲はもちろん、店主の平野さんの温かい人柄と、この唯一無二の居心地の良さがあるからです。
見た目も味も芸術的。葡萄のパンナコッタと三層のアイスカフェオレ
心地よいジャズに耳を傾けていると、お待ちかねのメニューが運ばれてきました。
今回のお目当ては、新作の「葡萄のパンナコッタ」(750円)。そして、私の定番である「アイスカフェオレ」(700円)です。
まずはアイスカフェオレから。見てください、この美しい三層のグラデーション!
一番下には真っ白なミルク、真ん中に香り高い珈琲、そしてトップにはきめ細かく泡立てられたフォームミルク。混ぜるのがもったいなく感じてしまうほどの美しさです。一口飲むと、ミルクの優しい甘さと、しっかりとした珈琲のコクと香りが口いっぱいに広がります。
そして、本日の主役「葡萄のパンナコッタ」。
ガラスの器に盛り付けられた姿は、まさに”食べる宝石”。下から順に、真っ白で滑らかなパンナコッタ、その上に黄金色の葡萄のジュレ。そしてトップには、長野県が誇る2種類のブランド葡萄「シャインマスカット」と「クイーンルージュ」が贅沢に飾られています。
まずは葡萄そのものの味を堪能。シャインマスカットの爽やかで上品な甘みと、クイーンルージュの濃厚な甘みとほのかな酸味。この素晴らしいコントラストだけでも感動的です。
そして、スプーンを深く入れ、パンナコッタとジュレ、葡萄を一緒に口へ運びます。ぷるぷるとしたジュレの食感、とろけるようになめらかなパンナコッタのコク、そして弾ける葡萄の果汁…。それぞれの甘み、酸味、食感が見事に調和し、口の中で至福のハーモニーを奏でます。
これはもはや、単なるデザートではありません。一杯の珈琲との相性まで計算され尽くした、一つの作品です。大満足のカフェタイムでした。
まとめ
「平野珈琲」は、ただ珈琲を飲むだけの場所ではありません。こだわりの空間で、極上の音楽と、丁寧に作られた珈琲やスイーツを五感で味わう、そんな贅沢な時間を提供してくれる場所です。
善光寺観光の際に少し足を延ばしてみるのもよし、自分だけの時間をゆっくりと過ごしたい時に訪れるのもよし。一度行けば、きっとあなたもこのカフェの虜になるはずです。
季節ごとに変わるスイーツも楽しみの一つ。ぜひ、この感動を味わいに訪れてみてください。
場所
営業時間
火曜 13:00-17:00
水〜土曜 10:00-17:00
定休日: 日・月曜
(営業時間は変更になる可能性もあるのでお店に問い合わせてください。)
電話:050-3699-7897
住所:長野県長野市大字長野立町981
駐車場:あり
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