珈琲アウラ
長野駅から少し歩いた、善光寺の門前町の閑静な住宅街に、私が心から愛してやまない特別なカフェがあります。その名は「珈琲アウラ」。
古民家をリノベーションして生まれたこのカフェは、初めて訪れたその日から、すっかり私の心を掴んで離しません。オープン以来、一体何度足を運んだでしょうか。季節が変わるたびに、そして無性にあの空間とコーヒーが恋しくなるたびに、自然と足が向かってしまう、そんな大切な場所です。
今回は、真夏の太陽が照りつける暑い日に訪れた「珈琲アウラ」の魅力と、そこで味わった絶品スイーツについて、たっぷりとご紹介します。
喧騒を離れた先に現れる、趣のある佇まい
「珈琲アウラ」は、大通りから一本入った路地に、ひっそりと佇んでいます。
白い壁と木の質感が調和した、モダンでありながらどこか懐かしさを感じる外観。初めて訪れる人は「本当にお店なのかな?」と少しドキドキするかもしれません。その隠れ家のような雰囲気が、これから始まる素敵な時間への期待感を高めてくれます。
お店の入り口へと続くウッドデッキもまた素敵で、手入れされた植栽が優しい彩りを添えています。
扉に輝く真鍮のプレートが、静かに私たちを迎えてくれます。
木の温もりに包まれる、心安らぐ空間
一歩足を踏み入れると、そこには外の暑さを忘れさせてくれるような、穏やかで落ち着いた空間が広がっています。
木の温もりを基調とした店内は、どこか懐かしく、心がほっと安らぐ雰囲気。席に着くと、まずはお冷やが運ばれてきました。美しいフォルムのグラスに注がれた冷たい水が、火照った体を優しくクールダウンしてくれます。
窓から差し込む柔らかな光が、テーブルに飾られた紫陽花をキラキラと照らしていて、思わず時間が経つのを忘れて見入ってしまいました。
本日の主役!熱々と冷たさが織りなす「アフォガード」
この日はとにかく暑かったので、迷わず冷たいスイーツを注文することに。メニューを眺め、目に留まったのが「アフォガード」です。
「『溺れる』が語源のaffogato、蜂蜜を使用した自家製アイスクリームと抽出したてのコクのある深煎り珈琲との組み合わせをお楽しみください」
メニューのこの一文に、期待は最高潮に。しばらくして運ばれてきたのがこちら。
ガラスの器にたっぷりと盛られた、真っ白な自家製アイスクリーム。そして、小さなピッチャーには、湯気が立ち上る淹れたてのエスプレッソ。この時点で、もうたまりません。
そして、いよいよ、この体験のハイライトとも言える瞬間がやってきます。
熱々のエスプレッソを、冷たいアイスクリームの上から、とろり……。
ジュワッという微かな音とともに、芳醇なコーヒーの香りが一気に立ち上ります。この瞬間が、個人的に一番ワクワクする時間です(笑)。
スプーンですくって、一口。
熱々でビターなエスプレッソが、濃厚でコクのある甘い自家製アイスクリームをゆっくりと溶かしていきます。この「熱」と「冷」、「苦み」と「甘み」の鮮やかなコントラストが、口の中で見事に調和して、まさに至福の味わい。
「アウラ」のアイスクリームは、メニューにもある通り蜂蜜が使われているそうで、そのおかげか、とても優しく自然な甘さが感じられます。それが、深煎りコーヒーのキリッとした苦みと本当によく合うんです。
少し溶けてエスプレッソと混じり合った部分は、まるで極上のカフェラテのよう。夢中で食べ進め、あっという間に完食してしまいました。心も体も満たされる、大満足の一品です。
まとめ:日常を忘れさせてくれる、とっておきの場所
「珈琲アウラ」は、美味しいコーヒーやスイーツが味わえるのはもちろんのこと、その空間で過ごす時間そのものが、何よりの魅力だと感じます。
忙しい日常から少しだけ離れて、ゆったりと自分だけの時間を過ごしたいとき。大切な人と、静かに語らいたいとき。そんな時に、ふと訪れたくなる場所です。
長野市を訪れた際には、ぜひこの素敵な隠れ家カフェ「珈琲アウラ」に立ち寄ってみてください。きっと、あなたにとっても忘れられない、とっておきの場所になるはずです。
場所
営業時間:
喫茶10:00-18:00
ランチ11:30-14:00 7月頃〜
夜喫茶18:00-23:00金土日
定休日:木曜
(※営業時間や定休日等は変更される場合があるため、訪問前に公式情報をご確認ください。)
電話:不明
住所:長野県長野市東鶴賀町25−2
駐車場:あり
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