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【長野市 訪問レポ】すし崇(すしたか)|全国から食通が集う、五感で味わう感動の寿司おまかせコース

すし崇

先日、ついに念願のお店を訪れることができました。

長野市立長野図書館のほど近くに静かに佇む「すし崇(すしたか)」。

「全国から食通が集まる」「長野だけではなく、全国区の有名店」――。

その噂は前々から耳にしていましたが、今回、幸運にも知り合いに誘っていただき、初めての訪問が実現しました。

今回いただいたのは、28,000円のおまかせコース。 長野では間違いなく高級な部類に入ります。期待と緊張が入り混じる中、お店の暖簾をくぐりました。

この記事では、噂通りの、いや噂を遥かに超える「すし崇」での素晴らしい食体験を、写真ととも(私の拙い記憶を頼り)にレポートします。

職人技を目の前で。静謐で温かみのある空間

お店は、洗練されつつもどこか温かみのある、美しい和の空間。 カウンター席に座ると、目の前には手入れの行き届いた調理場が広がります。

大将の無駄のない所作、素材に向き合う真剣な眼差し。これから始まる美食の「劇場」に、期待は最高潮に達します。

まずは一杯いただきながら、コースのスタートを待ちます。

驚きの連続。常識を覆す「つまみ」の逸品たち

コースは、握りの前に「つまみ(一品料理)」から始まります。 これがまた、一品目から度肝を抜かれました。

▼ ししゃも フィンガーライム付き

まず驚いたのが、この「ししゃも」に添えられた「フィンガーライム」。 恥ずかしながら、私は初めて食べる食材でした。

「森のキャビア」とも呼ばれるそうで、指で押すと中からプチプチとしたピンク色の果肉が! 爽やかな酸味とししゃもの旨味、香ばしさが口の中で弾け、今までにない感動を覚えました。

▼ 蟹の茶碗蒸し

続いては、蟹の旨味が凝縮された「蟹の茶碗蒸し」。 優しいお出汁と蟹の風味が溶け合い、冷えた体に染み渡るような美味しさです。

▼ くえのしゃぶしゃぶ

高級魚「くえ」を、なんとしゃぶしゃぶで。 さっと湯にくぐらせた「くえ」は、身が締まりつつも、とろけるような脂の甘みが引き出されています。

▼ かんぱち / 子持ちの鮎 / タコのさくら煮

その後も、新鮮な「かんぱち」や、ふっくらと炊き上げられた「子持ちの鮎」、驚くほど柔らかい「タコのさくら煮」と、お酒が進む逸品が続きます。

大将から一品一品、丁寧な説明があるのですが、お酒も入ってしまい、ところどころ記憶が曖昧なのが悔やまれます(汗)。

しかし、どれも「その食材が持つポテンシャルを最大限に生かす」とはこういうことか、と唸らされるものばかり。 すでに満足度が非常に高いですが、いよいよ真打ち「握り」の登場です。

これぞ芸術。息をのむ「握り」のラインナップ

「すし崇」の握りは、目の前の黒い石のプレートに一貫ずつ提供されます。 (ガリも上品な味わいで、これだけでお酒が飲めそうです)

▼ いさき / たい / しまあじ / いか

序盤は、「いさき」や「たい」といった白身からスタート。 絶妙な塩梅と口の中でほどけるシャリ。ネタとシャリの一体感が見事です。 「しまあじ」の脂の乗り、「いか」のねっとりとした甘みと隠し包丁の妙。どれも芸術品です。

▼ 赤身の漬け / 中トロの漬け

美しいルビー色に輝く「赤身の漬け」。 そして、見事なサシが入った「中トロの漬け」。 マグロの旨味と香りが、漬けにすることで極限まで高められています。思わず目を閉じて味わってしまいました。

▼ いわし

脂が乗った「いわし」。 光り物特有のクセは全くなく、とろけるような食感と旨味だけが口に残ります。

▼ 雲丹(うに)

ここで大将が取り出したのは、箱に入ったままの雲丹。 なんとこれ、「一番札」(その日市場で一番)の最高級品だそうです!

こんな雲丹、お目にかかれること自体が奇跡です。 一口食べると、雑味のないクリアな甘みと磯の香りが爆発します。言葉を失う美味しさでした。

▼ いくら(味噌汁付き)

続いて提供されたのは、美しい漆の器。 蓋を開けると、そこには何色かあるかのようにキラキラと輝く「いくら」が!

いくらの下にはご飯が隠されています。 一粒一粒がしっかりしていて、濃厚な味わい。ここでいただくお味噌汁も、また格別です。

▼ はまぐり / あなご

終盤は、甘いタレ(ツメ)でいただく「はまぐり」と「あなご」。 特に「あなご」は、まるで羽毛のように柔らかく、口に入れた瞬間にとろけて消えていくようでした。

遊び心と最後の感動。デザートまでのフィナーレ

▼ なみだ巻き (※写真がありませんが、体験として最高でした)

「これで最後です」と出されたのは、細巻き。 「なみだ巻き」です。その名の通り、ツーンとくる山葵の辛さがたまらない! 大人のための、遊び心あふれる一品。お酒でほてった頭がシャキッと覚醒します。

▼ たまご

お寿司屋さんの「たまご」といえば、甘い卵焼きを想像しますが、「すし崇」のたまごは違いました。 見た目はまるでプリンかカステラ。 濃厚でしっとりとした、スイーツのような逸品です。

▼ デザート

本当の最後は、ミルクプリンのようなデザートに、シャインマスカットのジュレがかかったもの。 最後の最後まで一切の手抜きなし。完璧なフィナーレでした。

【まとめ】五感すべてで楽しむ、唯一無二の食体験

「すし崇」での体験は、単に「美味しいお寿司を食べた」という言葉では表現しきれません。

  • 希少価値のある最高の食材。
  • その食材のポテンシャルを最大限に引き出す、大将の卓越した技術と知識。
  • 料理が映える美しい器。
  • 一品ずつ語られる、食材へのリスペクトに満ちた説明。
  • そして、客との絶妙な距離感と、心地よい緊張感を生む空間。

まさに「五感すべてで楽しませてくれる」感覚でした。

お値段は28,000円と、私にとっては非常に高価で、度々訪れるのは難しいです。 しかし、その価格を遥かに超える感動と学び、そして幸福感がここにはありました。

「本物」を知るというのは、こういうことなのだと思います。

何かの記念日や、自分への最高のご褒美として。 長野が誇る全国区の名店「すし崇」、心からおすすめします。

場所



営業時間:18時00分から23時30分まで。
定休日:日曜 ※3連休の場合:土日営業、月曜休み
(営業時間は変更になる可能性もあるのでお店に問い合わせてください。)

電話:0262355565

住所:長野県長野市県町477−15

駐車場:不明

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