PEOPLE
長野の旅で、心が震えるようなカフェ体験をしました。それは、善光寺の門前町にひっそりと息づく古民家カフェ「People」。 まるで時が止まったかのような空間で味わった、サマーシーズン限定のデザートが、私の夏の思い出を鮮やかに彩ってくれたのです。 今日は、その感動を余すところなくお伝えしたいと思います。これを読んだら、きっとあなたも「People」の扉を開きたくなるはず。
看板一枚に込められた物語の序章。誘われるように古民家の中へ。
善光寺周辺の賑わいから少しだけ小道に入ると、ふと目に留まる素朴で温かみのある木の看板。 そこには「BAKED GOODS WINE COFFEE 8:00-16:00」の文字。 この看板が、まるで宝箱への入り口のように見えました。これから始まる素敵な時間への期待感が、胸の奥から静かに湧き上がってきます。
古民家をリノベーションしたという「People」は、その佇まいからして、ただならぬオーラを放っていました。 派手さはないけれど、確かな存在感。門前町の歴史と調和しながらも、新しい風を感じさせるその姿に、吸い込まれるように足を踏み入れました。
店内は、想像を遥かに超える、息をのむような空間。太く黒光りする梁や柱が歴史の重みを語りかけ、磨き上げられた木の床は温もりを伝えます。 現代的なセンスで配置されたミニマルな家具と、アンティークの調度品、そして壁を彩るさりげないアートピースが、見事なまでに融合しています。窓から差し込む柔らかな光が、店内に穏やかな陰影を作り出し、まるで一枚の絵画のよう。
ショーケースに目をやれば、そこには宝石のように輝く焼き菓子たち。 パウンドケーキや、ふっくらと焼き上げられたスコーン。 ひとつひとつ丁寧に、愛情を込めて作られているのが、見ただけで伝わってきます。 「ああ、ここは何を食べても美味しいに違いない」と、私の食いしん坊レーダーが強く反応していました。
夏の女神が微笑んだ瞬間。限定デザート「コーヒージェラートとオブセ牛乳のブランマンジェ」との邂逅。
この日の私の一番のお目当ては、SNSで見て心を奪われた、サマーシーズン限定の「コーヒージェラートとオブセ牛乳のブランマンジェ」（910円）。 お店のSNSには、こんな魔法のような言葉たちが並んでいました。
「とろ〜んぷり〜ん、ひやり〜ん
オブセ牛乳のブランマンジェをご用意しました
PEOPLEデイリーブレンドコーヒーをハンドドリップで濃く濃く、じっくりと抽出するコーヒージェラートを合わせてき
ちょこんと添える柑橘ソースは湘南ゴールドとレモンのジン
こっくりと、さわやかに程よいアクセントです
仕上げにスライスアーモンドをぱらぱらっと 食感もお楽しみいただけます
“コーヒージェラートとオブセ牛乳のブランマンジェ”
サマーシーズンのデザートに是非!」
この言葉を読んだだけで、もう虜です！そして、ついに目の前に現れたそのデザートは、まさに芸術品。
ガラスの器の中で、純白のオブセ牛乳ブランマンジェがぷるんと優雅に佇み、その上には深く芳醇な色合いのコーヒージェラートがこんもりと。 太陽の光を浴びたかのような湘南ゴールドとレモンのジンジャーソースが艶めき、散らされたスライスアーモンドが繊細な輝きを放っています。
スプーンを入れるのがためらわれるほどの美しさ。しかし、勇気を出して一口。まず、ブランマンジェの「とろ〜んぷり〜ん」とした官能的な舌触り！ オブセ牛乳のピュアで濃厚なコクが、口の中で優しくとろけていきます。 続いて、コーヒージェラート。PEOPLEデイリーブレンドコーヒーをハンドドリップで、それも「濃く濃く、じっくりと抽出」したという言葉に偽りなし！ 目の覚めるようなコーヒーのビターな風味と、鼻腔をくすぐる芳醇なアロマが、一瞬にして私をコーヒーの楽園へと誘います。
そして、この二つを繋ぐのが、柑橘ソースの魔法。 湘南ゴールドとレモンの爽やかな酸味に、ジンジャーのピリッとした刺激が加わり、甘さと苦さの調和に、さらなる奥行きと感動を与えてくれるのです。 最後に訪れるスライスアーモンドのカリッとした食感が、この完璧なデザートのフィナーレを華麗に飾ります。
まさに、この夏、いえ、人生で出会えてよかったとさえ思える、記憶に深く刻まれる味わいでした。
スパイスが織りなす大人の誘惑。「自家製レモネード」でクールダウン。
この感動的なデザートのお供には、「自家製レモネード」（700円）を選びました。 グラスの底に沈んだ自家製シロップをくるくると混ぜると、美しいグラデーションが生まれます。
一口飲むと、レモンの鮮烈な酸味の後に、複雑でエキゾチックなスパイスの香りが追いかけてきます。 「 単なる甘酸っぱいレモネードではなく、ジンジャーやカルダモン、様々なスパイスが織りなす、まさに大人のためのレモネード。デザートの甘さを心地よくリフレッシュしつつ、それ自体も主役級の美味しさでした。
「People」で過ごす、かけがえのない時間。
「People」では、ただ美味しいものを食べるだけではない、特別な時間が流れています。選び抜かれた素材、丁寧な仕事、そして何よりも、訪れる人への温かいおもてなしの心。それが、古民家の持つ落ち着いた雰囲気と相まって、最高の居心地を生み出しているのでしょう。
今回いただいた至福のメニュー:
- コーヒージェラートとオブセ牛乳のブランマンジェ 910円
- 自家製レモネード 700円
この日も美味しいデザートと素敵な空間に大満足でした。 「People」は、忙しい日常を忘れ、心からリラックスし、自分自身と向き合えるような、そんな貴重な場所。
善光寺を訪れる際には、ぜひ「People」へ足を運んでみてください。きっと、あなたの旅の思い出に、忘れられない美しい1ページを加えてくれるはずです。そして、あの「コーヒージェラートとオブセ牛乳のブランマンジェ」は、絶対に、絶対に食べるべき逸品ですよ！
場所
営業時間：8：00 – 16：00 Thu , Fri , Sat & somtimes Sunday
（営業時間は変更になる可能性もあるのでお店に問い合わせてください。）
電話：不明
住所：長野県長野市長野桜枝町８２１
駐車場：あり
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