【長野県須坂市】古民家カフェ「喫茶ハル」へ。赤ワイン煮いちじくのココアロールと紅茶で過ごす、大人のティータイム

喫茶ハル

長野県須坂市。蔵の町としても知られるこの街に、とても素敵な空間を見つけました。 今回は、古民家をリノベーションした素朴で温かいカフェ「喫茶ハル」さんをご紹介します。

以前から気になっていたお店で、カフェとしてだけでなく、焼き菓子などの「お菓子屋さん」としての顔も持っています。今回は店内でゆったりとした時間を過ごしてきました。

どこか懐かしい、古民家リノベーションカフェの魅力

お店に到着すると、そこはまさに「隠れ家」。 古民家を改装した店内は、木のぬくもりが感じられる落ち着いた空間です。新しさの中にも、建物の歴史を感じさせる柱や梁が残っており、座っているだけで心がスッと落ち着くような不思議な安心感があります。

素材へのこだわりを感じるメニュー

席につき、メニュー表(クリップボードに挟まれたこのスタイルも素敵です)を眺めます。

「OYATSU(おやつ)」 の欄には魅力的なラインナップが。

  • いちじくの赤ワイン煮のココアロール(700円)

  • プリン(500円)

  • チョコレートブラウニー(600円)

また、トーストメニューには須坂市のパン屋「ももふくふく」さんの角食を使用しているとの記載も。地元の素材や繋がりを大切にされているのが伝わってきます。

飲み物も、長野市の「平野珈琲」さんの豆を使ったコーヒーや、自家製チャイ、そしてこだわりを感じる紅茶のラインナップが並びます。

実食レポート:いちじくの赤ワイン煮のココアロール

今回私が注文したのは、季節を感じるこちらのケーキ。

「いちじくの赤ワイン煮のココアロール」(700円)

運ばれてきた瞬間、その美しいビジュアルに心を奪われました。 ココア生地のダークブラウンと、クリームの白、そしてトップに飾られたイチジクとミントの緑。シックで大人っぽい佇まいです。

実は私、個人的には「いちじく」があまり得意ではないんです。 独特の食感や風味が少し苦手なのですが、今回は「赤ワイン煮」という点に惹かれて挑戦してみました。

結果、これが大正解でした。

ひと口食べると、赤ワインで丁寧に煮込まれたいちじくは、ネガティブなクセが全くなく、芳醇な香りと深みのある甘さが口いっぱいに広がります。 「大人な味わい」と表現したくなる上品な仕上がりで、これならいくらでも食べられそうです。

さらに驚いたのが、ロールケーキの中身。 ふわふわのクリームの中には、いちじくの果肉だけでなく、刻んだチョコレートも入っていました。 ココア生地のほろ苦さ、クリームのコク、いちじくの大人な甘み、そしてチョコレートのアクセント。これらが絶妙なバランスで組み合わさり、満足感が非常に高い一皿になっています。

 

ペアリング:香り高いアイスティーとともに

ケーキのお供に選んだのは、アイスティー(600円)。 メニューにあった「Automne 1 No.12 / オトンヌ(teteria)」という紅茶を選びました。

「秋」をイメージしたというこの紅茶は、ネパールとインドの紅茶に中国茶をブレンドしているとのこと。 バターを使った焼き菓子全般と好相性という説明通り、濃厚なココアロールとの相性は抜群です。

さっぱりとしていて雑味がなく、ゴクゴクと飲める爽やかさがありながら、紅茶本来の香りもしっかり楽しめます。美味しいケーキの余韻を邪魔せず、口の中をリセットしてくれる最高のアイスティーでした。

まとめ:須坂で過ごす至福のひととき

美味しいココアロールと香り高い紅茶に癒やされ、大満足のカフェタイムとなりました。 苦手だったはずのいちじくを「美味しい!」と思わせてくれた喫茶ハルさんの手仕事に感動です。

静かな古民家の空間で、丁寧に作られたおやつをいただく。 忙しい日常を忘れてリフレッシュしたい方に、ぜひおすすめしたいお店です。

皆さんも須坂市にお越しの際は、ぜひ立ち寄ってみてください。

場所

営業時間
11:00~16:00(L.o15:30)
定休日:日、月、火、水
(営業時間は変更になる可能性もあるのでお店に問い合わせてください。)

電話:不明

住所:長野県須坂市須坂136

駐車場:あり

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