飲み喰い処にしやま
長野市で愛され続ける、あのお店で「夜飲み」をしてきました。
お店の場所は、長野市の中央郵便局のすぐ近く。 昭和47年(1972年)創業という、半世紀以上の歴史を刻む老舗の町中華、「飲み喰い処 にしやま」さんです。
ランチタイムには何度か定食などをいただきに伺ったことがあり、その実力は知っていたのですが、実は夜に訪れるのは今回が初めて。 昼の活気ある雰囲気とはまた違う、夜の「にしやま」さんの魅力を開拓してきましたので、たっぷりとご紹介したいと思います。
昭和レトロな空間でくつろぐ、2階のお座敷席
お店の外観は、赤提灯と暖簾が良い味を出しており、これぞ「町中華」といった佇まい。 一歩足を踏み入れると、そこにはアットホームな空間が広がっています。
今回は2階席へ案内していただきました。 2階は広々としたお座敷になっており、まるで親戚の家に遊びに来たかのような安心感があります。靴を脱いで畳の上でリラックスできるのは、飲み会においてかなりポイントが高いですよね。
驚異のコスパ!まずは「お得な晩酌セット」から
メニューを開いてまず目に飛び込んできたのが、こちらの「お得な晩酌セット(2,200円)」。
これ、内容がすごいんです。 これだけで「飲み」が完結してしまいそうなラインナップ。まずは迷わずこちらを注文しました。
セットの内容は以下の通り。
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生中 or 日本酒(松尾1合)
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小鉢
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サバ缶中華サラダ
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レバニラ炒め
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餃子3ヶ
お酒とおつまみ、メイン級の料理がセットになってこのお値段は、まさに破格です。
1. 身体に沁み渡る「小鉢(豚汁)」
最初に出てきた小鉢は、なんと豚汁でした。 最近、長野の夜もぐっと冷え込んできましたよね。そんな冷えた身体に、温かい豚汁の優しさが五臓六腑に沁み渡ります。 いきなり冷たいおつまみではなく、温かい汁物からスタートできる心遣いに、最初から心を掴まれました。
2. 意外な辛さが癖になる「サバ缶中華サラダ」
続いて登場したのが、長野県民のソウルフード(?)とも言えるサバ缶を使った「サバ缶中華サラダ」。 一見するとマヨネーズで和えたマイルドなサラダに見えますが、サバ缶の下にはたっぷりのキャベツが隠れており、食べてみると予想外のパンチが!
マヨネーズのコクの中に、ピリッとした辛い調味料が効いています。 これがまたお酒を進ませる味付け。「サラダ」というより立派な「つまみ」です。
3. 町中華の王道「餃子」
そして町中華といえば外せない、餃子の登場です。 奇をてらわない、普通に、いや「普通にすごく美味しい」餃子。 皮の焼き目はパリッと、中はジューシー。ビール(今回はセットのお酒)との相性は語るまでもありません。
4. タケノコたっぷり!「レバニラ炒め」
セットのトリを飾るのはレバニラ炒め。 ここで驚いたのが、そのビジュアルです。普通のレバニラというと、レバーとニラ、そしてモヤシが相場ですが、にしやまさんのレバニラはタケノコがたっぷり!
まるで青椒肉絲(チンジャオロース)かと思うほどのタケノコの量(笑)。 しかし、このタケノコのシャキシャキとした食感がレバーの濃厚な旨味と絶妙にマッチして、箸が止まらなくなります。これはご飯にも絶対に合う味です。
追加オーダーで「辛旨」の世界へ
晩酌セットですでに満足度は高かったのですが、お酒が進んで胃袋にもエンジンがかかってきました。 ここからは気になったメニューを追加注文。ここからの「辛いメニュー」たちが、さらにこの夜を盛り上げてくれました。
衝撃のザクザク感!「毛沢東ザクザクチキン(1ピース350円)」
メニュー名を見た瞬間から気になっていた「毛沢東チキン」。 名前のインパクトもさることながら、味も強烈なインパクトを残してくれました。
運ばれてきたチキンは、たっぷりのスパイスをまとっています。 一口かじると、衣が信じられないほどザクザク! そして追いかけてくるスパイスの刺激。フライドチキンの辛い版といった感じですが、ただ辛いだけではありません。
例えるなら、あのお菓子「カラムーチョ」を本格中華料理に昇華させたような、中毒性のある味わいです。 「辛い!でももう一口!」と、汗をかきながらかぶりつくのが最高に楽しい一品でした。
土鍋でグツグツ「麻婆豆腐(1,050円)」
続いては、麻婆豆腐。 こちらは土鍋で提供され、グツグツと音を立てて登場しました。 蓋を開けると広がる山椒の香り。一口食べれば、唐辛子の辛さ(辣)と山椒の痺れ(麻)が口の中で暴れ回ります。 本格的な「シビ辛」で、お酒のアテとしても最高ですし、白飯にかけたい衝動にも駆られます。
箸休めと締めの一品
ヒートアップした口の中をリセットするために頼んだ「ザーサイ(450円)」は、安心安定の味わい。コリコリとした食感が心地よい箸休めになります。
そして最後の締めに頼んだのが「大きなエビセン(550円)」。 これが運ばれてきてびっくり、本当に大きい! しかも、ほのかに温かいんです。おそらく注文が入ってから揚げてくれたのでしょう。 作りたての温かいエビセンは、パリッとした食感と海老の香ばしさが際立ち、お腹がいっぱいでも不思議とパクパク食べられてしまいます。地味ながらも満足度の高い一皿でした。
まとめ:長野市で夜中華を楽しむなら「にしやま」へ
今回初めて夜の「にしやま」さんを訪れましたが、総じて満足度が非常に高い夜となりました。
これだけ食べて飲んで、お値段はとってもリーズナブル。 昭和レトロな落ち着く空間で、美味しい町中華を囲みながら仲間と語り合う。そんな贅沢な時間がここにはありました。
ランチも良いですが、夜の「晩酌セット」と「毛沢東チキン」のコンボ、ぜひ一度体験してみてください。 これからの寒い季節、温かい料理と辛い料理で身体の芯から温まれますよ!
場所
営業時間:
11時30分~14時00分
17時00分~22時00分
定休日:日曜日、祝日
(営業時間は変更になる可能性もあるのでお店に問い合わせてください。)
電話:026-227-6557
住所:長野県長野市南長野南県町1136
駐車場:不明
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