café hoyo(カフェホヨ)
長野市の南部に位置する篠ノ井エリア。どこか懐かしい街並みの中に、時がゆったりと流れるような特別な場所があります。それが、今回ご紹介する古民家リノベーションカフェ「café hoyo(カフェ ホヨ)」さんです。
以前からその居心地の良さに惹かれ、何度か足を運んでいるお気に入りのカフェの一つ。真夏の太陽が照りつける暑い日に、ひんやりとした癒やしを求めて立ち寄りました。
隠れ家のような佇まい。温かみあふれる空間へ
お店は、気を付けていないと通り過ぎてしまいそうなほど、街にそっと溶け込んでいます。ストライプの可愛らしい日除けと、温かみのある木の窓枠が目印。壁には「hoyo」と描かれた真鍮のサインプレートと、夜には優しい光を灯すであろうレトロなランプが掲げられており、入る前から期待に胸が膨らみます。
店内は、古民家ならではの梁や柱が残る、落ち着いた雰囲気。ご夫婦二人で営まれているそうで、その丁寧な仕事ぶりがお店の隅々から伝わってきます。この日は多くのお客様で賑わっており、まずはカウンター席へ。
カウンター席は、店主さんが一杯一杯、丁寧にコーヒーを淹れる姿を間近で見ることができる特等席。ハンドドリップでゆっくりとお湯を注ぐ所作は、見ているだけで心が落ち着きます。
しばらくしてテーブル席が空くと、お店の方が「広いお席へどうぞ」と優しく声をかけてくださいました。その心遣いがとても嬉しく、このカフェが愛される理由がわかる気がします。
店内に飾られたアンティークのカメラや、丁寧に手入れされた器具たちも、この空間の素敵なアクセントになっています。
香りで選ぶ、こだわりの一杯
「café hoyo」さんの魅力は、なんといってもそのこだわりのコーヒー。メニューを開くと、エチオピア、ブラジル、そしてブレンドの3種類の豆が並びます。コーヒーはすべて、山梨県甲府市にある「the;kokubo」さんの豆を使用しているとのこと。
どれにしようか悩んでいると、店主さんがそれぞれの豆の特長を丁寧に解説してくれました。さらに、「香りをかいでみますか?」と、豆の入った瓶を差し出してくださったのです。
エチオピアの華やかな香り、ブラジルの香ばしい香り、そしてブレンドの奥深い香り。実際に香りを比べることで、自分の好みがより明確になります。今回は、深煎りの苦味と香りのバランスが楽しめるという「ブレンド」をアイス(580円)でお願いすることにしました。
真夏の贅沢。ひんやり可愛いコーヒーフロート
そして今回は、この暑さにぴったりのご褒美をプラス。メニューに「リンゴジュース以外の全てのアイストドリンク +¥150でフロートに変更可能です」という素敵な一文を見つけ、迷わずコーヒーフロートを注文しました。
運ばれてきたコーヒーフロートが、こちらです。
美しい琥珀色のアイスコーヒーの上に、まんまるなバニラアイスクリームがちょこんと乗っていて、思わず「かわいい!」と声が漏れてしまいます。金のカトラリーも、特別感を演出してくれますね。
まずは、ほろ苦くキレのあるアイスコーヒーを一口。すっきりとした味わいが、火照った体に染み渡ります。続いて、アイスクリームをスプーンでぱくり。ひんやりとした優しい甘さが口いっぱいに広がります。
そして、この二つを一緒に味わうのが、コーヒーフロートの醍醐味。アイスクリームが少しずつコーヒーに溶け出し、クリーミーなカフェオレのように変化していく過程もたまりません。苦みと甘み、冷たさが絶妙なハーモニーを奏で、最後の一口まで夢中で味わい尽くしました。
古民家の落ち着いた雰囲気の中でいただく、こだわりのコーヒーフロート。それは、忙しい日常を忘れさせてくれる、極上の癒やしの時間でした。
まとめ
長野市篠ノ井にある「café hoyo」さんは、美味しいコーヒーと心温まるおもてなしに出会える、とっておきの場所です。
一杯ずつ丁寧に淹れられるハンドドリップコーヒーはもちろん、今回いただいたコーヒーフロートは、暑い季節にぜひ味わってほしい逸品。コーヒー豆の香りを実際に確かめながら選べるという体験も、コーヒー好きにはたまりません。
皆さんも、ゆったりとした時間を過ごしに、「café hoyo」さんへ足を運んでみてはいかがでしょうか。きっと、お気に入りの場所になりますよ。
場所
営業時間:10時00分~17時00分
定休日:火曜・水曜
(営業時間は変更になる可能性もあるのでお店に問い合わせてください。)
電話:不明
住所:長野県長野市篠ノ井布施高田712−4
駐車場:あり
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