torantoroa33
長野市で、今、最も注目したいパン屋さんの一つが「torantoroa33(トラントロア)」。
以前はジェラートやスイーツが人気のお洒落なカフェでしたが、見事にパン屋さんへと変貌を遂げ、食通たちの間で話題になっています。その展開の面白さにも惹かれますが、提供されるパンや料理の質がとにかく高いと聞き、ずっと訪れたいと思っていました。
パン屋さんになってからは初めての訪問。今回は、SNSで告知される限定の「パンランチプレート」をいただくために、スケジュールを合わせてようやく伺うことができました!
光が差し込むお洒落な空間で、パンの香りに包まれる
お店は、温かみのあるウッド調の外壁が目印。ガラスの扉を開けて中に入ると、まず目に飛び込んでくるのは、ずらりと並んだ美しいパンの数々。
バゲットやカンパーニュなどのハード系から、お惣菜パン、焼き菓子まで、どれも丁寧に作られているのが伝わってきて、期待に胸が膨らみます。
店内は、大きな窓から太陽の光がたっぷりと差し込む、明るく開放的な空間。窓際にはカーブしたカウンター席があり、お一人様でも気軽にランチを楽しめそうです。
今回はこちらのカウンター席で、街の景色を眺めながらいただくことにしました。
まさに”食べる宝石箱”!五感を満たすランチプレート
●パンランチプレート(税込 ¥1,980)
●ドリンクセット:水出しアイスティー(税込 +¥440)
ランチは不定期営業のため、お店のSNSでの事前確認が必須です。
席に着いてしばらくすると、まず2種類のパンが運ばれてきました。
添えられているのは、フランス産イズニーバター。もうこれだけで美味しいに決まっています。
そして、メインのプレートが登場した瞬間、思わず「わぁ…!」と声が漏れてしまいました。
大皿の上に、色とりどりの野菜や生ハムが美しく盛り付けられています。まさに”食べる宝石箱”です。
メニューによると、この日のプレートを構成するのは以下の食材たち。
・松代・みやざき農園の野菜(農薬・化学肥料不使用)
・コリンキーのラペ、2色のズッキーニのマリネ、赤カブのロースト、カリフラワーなど
・2種の生ハム
・ジャンボン・ド・ヒメキ(信州太郎ポークのナチュラルハム)
・プロシュッテリア モリモトのプロシュート
・ウフマヨ(ufumayo)
・スープ
・その他、スペイン産オーガニックグリーンオリーブなど
主役は何と言っても、松代の「みやざき農園」さんから届く、新鮮そのものの野菜たち。一つ一つ丁寧に調理されており、野菜本来の力強い甘みや瑞々しさが口いっぱいに広がります。シンプルな味付けだからこそ、素材の良さが際立ちますね。
そして、中央に鎮座する「ウフマヨ」。半熟卵にマヨネーズソースをかけたフランスの定番料理です。スプーンを入れると、とろりとした黄身が溢れ出します。これがまた、野菜やパンと絡めて食べると絶品!
2種類の生ハムも、それぞれ異なる塩気と熟成の旨味があり、素晴らしいアクセントになっていました。
パンの美味しさの秘密は”奇跡の小麦”にあり
そして何より感動したのが、パンそのものの美味しさです。
噛めば噛むほど、小麦の豊かな香りと深い甘みがじわじわと広がります。外はカリッと、中はもっちり。プレートのどんなおかずとも相性抜群で、主役級の存在感を放っていました。
この美味しさの秘密はどこにあるのだろう?と店内を見渡すと、一つの答えが見つかりました。
店内に置かれた小麦粉の袋。そこには「キタノカオリ」の文字が。
添えられたカードには、この小麦についてのストーリーが書かれていました。
奇跡の北海道小麦
「キタノカオリ」は、乳製品やバターのような甘い香りと味がするのが特徴。しかし、栽培の難しさから生産量が激減し、一時は幻の小麦に。それが、2024年5月より再販が開始されたのだそう。
なるほど、このパンの奥深い甘みと香りは、この”奇跡の小麦”から来ていたのですね。作り手の情熱と素材への徹底したこだわりが、一口で伝わってきます。
まとめ:少し贅沢でも、食べる価値のある感動体験
お値段だけ見ると少し贅沢なランチかもしれません。しかし、これだけのこだわり抜かれた食材(無農薬野菜、特別な小麦、厳選されたハムなど)を、一つのお皿の上で調和させた一皿がいただけるのなら、むしろコストパフォーマンスは非常に高いと感じました。
「NO BREAD, NO LIFE?」というお店のメッセージカードが、まさに心に響く体験でした。
美味しいパンが食べたい方はもちろん、「本物の素材の味を堪能したい」「心も体も満たされる丁寧なランチがしたい」という方に、心からおすすめしたいお店です。
ランチは不定期なので、お店のInstagramなどを必ずチェックしてから訪れてみてくださいね。
場所
営業時間:10時00分~17時00分
定休日:日月火水
(営業時間は変更になる可能性もあるのでお店に問い合わせてください。)
電話:026-219-3083
住所:長野県長野市大字南長野北石堂町1205―1―1
駐車場:不明
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